
ロードバイクのおすすめチューブをチェックしてみよう。ロードバイクを乗り始めると、揃えなければいけないアイテムがたくさんあります。
その中でもタイヤチューブは、すぐに必要になります。外に走りにいけば、パンクと隣り合わせです。
私自身、200km走ってパンクしないこともあれば、自宅を出て10分でパンクに遭遇した経験もあります。パンクに遭遇するのは、ほぼ「運」となってしまいます。
しかし、パンクをしたら修理をする必要があります。高い空気圧を必要とするチューブですから、パンクをした場合、チューブ交換が望ましいです。
それではチューブ選択の必須項目、おススメのチューブを見ていきましょう。
この記事に書いてあること
ロードバイクチューブの選び方
ロードバイクに乗っていると、サイクリング中であっても常にパンクに備えてチューブをかならず持参しています。
合わせて空気入れとタイヤレバーを持参していれば、少なくともパンクが原因で帰宅できないといった事態を避けられます。慣れればロードバイクはチューブ交換程度なら15分程度で行えるからこそ、出先であっても常にチューブを最低1本持参は必須です。
ロードバイク用のチューブは、装着しているリムに合わせて用意しておく必要があるので、最低限次のポイントをチェックしておく必要があります。
- リム形状がWOとチューブラーのどちらか
- 装着しているタイヤの幅
- 入れている空気圧の上限値
- フレンチバルブの長さ
上記4項目を少なくともチェックした上で最適なチューブを選んでおかなければなりません。
バルブ種類
自転車チューブには主に3種類あります。「英式バルブ」「米式バルブ」「仏式バルブ」の3種類です。
英式バルブはママチャリなどに使われているバルブです。
米式バルブは太くて頑丈というメリットで車のタイヤに使われています。
そしてロードバイクに使われているバルブはほぼ間違いなく「仏式バルブ」となります。
仏式バルブのメリットに高圧に耐えることができることや、空気を入れた後に微調整ができる、また空気圧を計ることができるなどがあります。
これらはロードバイクのチューブとして利用するに、素晴らしいメリットとなります。
以上よりロードバイクのチューブは「仏式バルブ」とおぼえておきましょう。
バルブ長の確認
チューブについているバルブですが、用途によっていろいろな長さがあります。理由はリム高さがホイールによって違うからです。
私がいつも使っているバルブ長さは60mmにしています。
この60mm長であれば、35mm程度のミドルハイトリムでも問題なく使用することができ、もちろん低いリムでも問題ありません。
短い場合、バルブの先端がリムから出ず、エアが入れられないなどの問題が起きますので、自身のバルブ長は確認する必要があります。
またエアロリムを搭載したロードバイクでは、ディープリムと呼ばれる空気抵抗を意識したリムを採用しているメーカーがあります。
同じチューブであっても、バルブ長の長さが不足すると、リム装着後に空気が入れられないという事態に陥るわけです。また、バルブ長が長すぎるとスポークと干渉するだけでなく、無理な負荷がかかり折れてしまう可能性があります。
バルブのネジ有り・無し
このようにバルブにねじが切ってあるタイプとネジが切っていないタイプのバルブがあります。
好みで選択して問題ありません。
ネジが切ってあるタイプの場合、エアを入れる際にバルブが引っ込むことを防ぐことができますので、私は好んでネジ有を利用しています。
ナットが付属していますが、このナットは手で軽く締めておくくらいでOKです。工具で締め付けるとチューブが痛みますので、やめましょう。
タイヤサイズにあったチューブ
チューブにはタイヤサイズに適合をしたサイズがあります。
使えるレンジが決まっていますので、あなたの使うタイヤサイズをチェックしてから、それに適合をするチューブを選びましょう。
私はいつも20C-25Cに使えるチューブを選んでいます。
ロードバイクは700Cサイズのタイヤが標準ですが、太さはリムとロードバイクのランクによる組み合わせにより変わります。
本格的なレースでは18mm幅から25mm幅が採用されますが、乗り心地重視ならば25mmから28mm程度を選ぶ人もいます。このところロードバイクのタイヤも太めがお好みです。
チューブは膨らむことからある程度の許容範囲があるものの、なるべくタイヤの太さに合ったチューブを用意することが望ましいです。
タイヤチューブの素材
ロードバイクのチューブには、ラテックスとブチルという2種類の材質があります。一般的なチューブ素材はブチルです。ブチルチューブは何より安価で空気が抜けにくいというメリットがあります。
ラテックスという素材もあり、ブチルに比べ路面からの振動が柔らかくなり、乗り心地がよいとされています。
ラテックスの欠点は「エアの抜けが早い」「値段が高い」「種類が少ない」となります。弾力性がいかにあっても頻繁に空気が抜けてしまっては、毎日空気圧チェックをしなければリム打ちが心配で仕方ありません。
特に理由がなければ、ブチルチューブで問題ありません。ブチルチューブならば、フレンチバルブとの組み合わせにより空気圧チェック頻度を最小限に抑えられるメリットがあります。
チューブの厚さ・重量
一般的なチューブでゴム厚1mm前後となっています。これが軽量チューブとなると半分くらいの厚さになります。
重量も一般的には100gくらいですが、軽量タイプの場合70gを切ってくるでしょう。
当たり前ですが、軽量タイプにすれば負担は減りますが、パンクリスクが高くなり、また値段も高額になります。
私はいつもスタンダードなチューブを使ってパンクリスクを減らす方向にしています。お財布と走行環境によって選ぶとよいでしょう。
定番おススメロードバイクチューブ6本
私が一度は使ってみたロードバイク用の「ブチルチューブ」をリストしてみました。
あなたのタイヤ、ホイールにあったチューブをチェックしてみてください。
パナレーサーチューブ [W/O700x23~26C]
出典:アマゾン
- サイズ:700X23-26C
- バルブ形式:仏式34mm
パナレーサーから発売されているW/O700x23~26Cというサイズのブチルチューブです。安価で店頭でもロードバイクのパーツが販売されている店舗ならば入手しやすく、本格的なレースに使わないならば十分な性能を持っています。
コンチネンタル チューブ Race28 700×20-25C (仏式60mm)
出典:アマゾン
コンチネンタル製の700×20-25C かつバルブ長60mmタイプのブチルチューブです。
バルブ長が60mmと長いもののエアロリムに装着する場合には、エアロ長次第で別途エクステンションが必要となります。チューブに軽さを求めてパンクしたらすぐに交換するといった使い方に適しています。
パナレーサー チューブ R'AIR [W/O 700x23~28C] 仏式(48mm)
出典:アマゾン
パナレーサーから発売されているW/O 700x23~28Cタイプの高強度ブチルチューブです。やや太めのタイヤでバルブ長48mmという街乗り中心やトレーニング向けに使いたいチューブであって、軽さよりも耐久性を求めて普段使いしたい人に向いています。
SCHWALBE(シュワルベ) 【正規品】700x18-28Cチューブ 仏式 40㎜バルブ 15SV
出典:アマゾン
- 対応サイズ : 700×18/28C
- バルブ形式 : 仏式
- バルブ長 : 40mm
- 重量 : 105g (カタログ値)
シュワルベ製の700x18-28Cかつバルブ長40mmタイプのブチルチューブです。対応可能なタイヤ幅が広くなっていて、伸びが良いチューブとしても知られています。
ミシュラン エアストップ チューブ 700×18/25C(バルブ長80mm)
出典:アマゾン
ミシュラン製の700×18/25Cかつバルブ長80mmタイプの耐バンク性能に優れたブチルチューブです。バルブにねじ切りが付いていないタイプであって、バルブコアの分解には対応していません。2個セットで最初から販売されているので、パンクしたらすぐに交換する日常的な使い方に適しています。
LifeLine ロードインナーチューブ 700×18-25C (仏式60mm)
出典:アマゾン
- カタログ重量: (+/-10% の差異あり) 48mm(100g),60mm(101g),80mm(102g)
- ロックリング・キャップ付き 厚さ 0.9mm のウォール
- バルブコアは取り外し不可
LIFELINE製の700×18-25Cかつバルブ長60mmタイプの2本セットブチルチューブです。バルブコアの分解ができない一体型のチューブであって、バルブ長は標準の60mm以外に40mmと80mmタイプが枝番違いで存在します。肉厚で重量があるタイプですが、耐バンク性能に優れているので長距離ツーリングに適しています。
まとめ
コンチネンタルのチューブは自宅には常時5本はあります。まずはスタンダードなチューブをそろえ、必要に応じて軽量チューブを選んでいくとよいかと思います。
ロードバイクを乗る際には、サドルバッグへ最低1本のチューブとタイヤレバーを持ち歩くことは必須です。ロードバイクで出かける時はチューブは必須。
走るところや行く場所、ツーリングなのかロングライドなのかレースなのかTPOに応じてチューブを選ぶのも大事だし楽しいですよ!