
たくさんの輪行袋がメーカーから出ています。しかし輪行は他の乗客から見れば少々迷惑と思います。
自転車に乗っている私が思うのだから、関係ない人には、あまりいい気はしないでしょう。
特に、輪行袋を持ちこむ際に持ちこみ料金などを払っていません。それなのにあのような大きい荷物を持ちこむのは確かに目立ちます。
鉄道会社の許可があり、輪行袋を持ちこむことができるのです。ルールに違反をしている輪行袋は決して使ってはいけません。
この記事に書いてあること
無料手回り品について(参考JR東日本)
- http://www.jreast.co.jp/ryokaku/02_hen/10_syo/01_setsu/
旅客は、第309条に規定する以外の携帯できる物品であつて、列車の状況により、運輸上支障を生ずるおそれがないと認められるときに限り、3辺の最大の和が、250センチメートル以内のもので、その重量が30キログラム以内のものを無料で車内に2個まで持ち込むことができる。ただし、長さ2メートルを超える物品は車内に持ち込むことができない。
自転車にあつては、解体して専用の袋に収納したもの又は折りたたみ式自転車であつて、折りたたんで専用の袋に収納したもの
このように規定をされている。
ルールに違反していると思われる輪行袋
しかし、輪行袋の中にはその規約に抵触しそうな商品もいくつかある。それらをピックアップしてみます。
カノーバー(CANOVER) 自転車 マルチ 輪行バッグ
出典:アマゾン
- コンパクトな軽量輪行バッグ
- L1850×H1100×W440mm
形状やサイズを見ると自転車を一切分解することなくただ袋をかぶせただけ。サイズも3,390mmと3mオーバー。
メーカーは輪行のルールなどを何も見ないで商品を作っているのでしょうか。こんな大きな荷物を電車に持ち込んだら迷惑でしかありません。
GORIX(ゴリックス) 横入式 自転車用輪行袋
出典:アマゾン
輪行袋から車体の一部でもはみ出してはいけないのです。たぶんこの輪行袋はサイズ的にサドルが収まらないと思われます。
とても輪行袋としては使うことはできません。
TIOGA(タイオガ) コクーン ポーチ タイプ
出典:アマゾン
・・・論外です。2辺の和が250㎝なので厚さを足したら2.5mを超えます。
絶対につかってほしくない輪行袋です。
- 【材質】70デニールナイロン
- 【サイズ】L1630×H870mm
- 270g(ブラック)、280g(シルバー)
TIOGA(タイオガ) フレックス コクーン
出典:アマゾン
- 70デニールナイロン(撥水加工)+40デニールナイロン
- 収納ポーチ付
- L1,550×H850mm
- 380g
TIOGAというメーカーさんはなぜにこんな寸法的にNGな輪行袋をたくさん出すのだろう。これもトータルで2.4mとなり輪行袋の厚さが10cm以内に収まるはずはありません。
以前は袋からサドルが出ているものや、自転車を一切分解をしないで袋をかぶせリアタイヤがまるまる出ているようなものを輪行袋として出していた。
車に乗せる時など、これでカバーをして乗せるにはグッド。チェーンやタイヤなどで車内を汚す心配が減るので、そういう利用法はかなりいいと思いますが、輪行袋として売っていればユーザーさんは電車に持ち込んでしまうと思います。
まとめ
あまりにも目に余る商品があることが信じられないと思います。そしてこれらを「輪行袋」としては販売してほしくないと本当に思っている。
間違ってもこれらの商品を使って自転車を鉄道に乗せないでください。輪行ができる環境をみんなで守っていきましょう。