ロードバイク整備にトルクレンチ!選び方使い方おすすめ6選

ロードバイクに限らず整備や修理でボルトやナットを締め付けるときにキチントルク管理をするためのトルクレンチについてチェックをしてみましょう。ロードバイクに限らず、自転車には適正な力でねじを締めあげる必要性があります。

これら適正なパワーでのねじの締め付けを可能とするのがトルクレンチと呼ばれる製品でこれら器具を使うことでねじ山を痛めることなくロードバイクの軸受け部分のボルトを締めあげることも可能にします。

大切なロードバイクのボルトなどを損傷させないようトルクレンチを使用するのが望ましいです。

この記事に書いてあること

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トルクレンチとは

トルクレンチは、ねじやボルトにかかる締め付けるという力を調整し、適正な力で締め付けることが可能な器具です。

ねじやボルトには力に耐えられる値が決まっており、トルクレンチはその力の値を量り、ボルトやねじが耐えられる力で締め付けることを目的にした工具になります。

その為、力不足で締め付け不足や、力を込めすぎてねじ山を潰してしまうという心配から解放されるのがトルクレンチという道具になります。

適正トルクの締め付け

適正トルクの締め付けは、ねじやボルトに定められている負荷の値で締め付けることです。

これは、簡単に言えば、適正ではないパワーでねじを締めつけた場合、緩みやすくなるか、ねじ山がつぶれるという問題が生まれ、望まれた結果が得られません。

それを解決するのが適正トルクでの締め付けで適正トルクで締め付ければ、緩みやすくなるという問題を解決したうえでねじ山が壊れるという問題も解決します。

トルクレンチは最後のチェック

トルクレンチは、実は最後のチェックのための道具で、適正なパワーで物体が締め付けられているかどうかを確認するための物です。

例えば、緩んでいる状態でトルクレンチを使えば、トルクレンチが相手の物体のゆるみを計測し、そこから適正な値まで締め付けますのでトルクレンチは実は最後のチェックで使用する道具になります。

精度高い六角レンチは必携

六角レンチはロードバイクのほとんどの部品に採用しているねじになり、実はこの六角レンチもトルクレンチ方式の機械式レンチが存在しています。

ですので、機械式のトルクレンチを用いて最後のチェックを行えば物体が適切に締め付けられているかどうかが分かるのです。

トルクレンチはどう使う?

トルクレンチは、適正なトルク値をダイヤル入力して一回の回転で締め付けます。

この時何回も回転させた場合、トルク血が変化してしまう恐れがあるため、できるだけ一回の回転ですべてのねじやボルトを締めあげることができるのが正しい使用法です。

その為、ねじやボルトはできるだけ締め上げておいて若干緩いかもしれないというところで止めて起き、そこからトルクレンチで締め上げるのが望ましいです。

この時、一回転をする前にトルクレンチが空回りをした場合、適正値にあると判断し、一応一回転だけしておきます。

トルクレンチの種類

トルクレンチには種類があり、機械式と電子式があり、それぞれ特性が異なります。

機械式は正確な値を示しにくいという問題がありますが、電池を必要としていないためいつでも使うことができますが電子式は電池切れの心配をする必要性があるトルクレンチです。

デジタル式トルクレンチ

電子式のトルクレンチで適正トルクに達した際、音でお知らせをするタイプのトルクレンチです。

利点においてはとても正確に規定トルクを計測することにあり正確な締め付け具合を判断しますが電池がなくなれば、ただの棒きれになる点が問題です。

プレセット式トルクレンチ

事前にダイヤルでトルク値を設定しておくと決められた値になると空回りをして適正な値にあることを知らせるタイプです。

ただし、このタイプは、一回の回転で締め切ることを条件としているため、あくまで最終の締め付け具合のチェックでしか使用することが無い方式です。

プレート式トルクレンチ

メモリを見て適性血を判断するトルクレンチで利点においては、シンプルであるが故、故障が少なく、メモリを見て判断するため自分の力のみで適性値まで締め付けることができる点が利点です。

問題点としては、適性値を超えても締め付けることにあり、自分で細かく締め付け具合を調整しなければならないです。

おすすめトルクレンチ6選

ここからは、ロードバイクで使用可能なトルクレンチについて解説をしていきます。

TOPEAK(トピーク) コンボトルク レンチ&ビット

TOPEAK(トピーク) コンボトルク レンチ&ビット

出典:アマゾン

  • エンジニアリングプラスチック+強化スチールビット
  • 六角レンチ:3、4、5、6mm
  • T25“Torx"レンチ
  • トルク測定範囲:1~12Nm
  • L122×W42×H167mm
  • 120g

簡易なトルクレンチでプレート式トルクレンチです。

六角レンチのチップを採用しているレンチで、六角レンチとして機能するレンチです。

手動で調整をしなければならない点があげられますが安価である点が利点です。

CYCLISTS トルクレンチ セット 専用収納ケース付 CT-T01

CYCLISTS トルクレンチ セット 専用収納ケース付 CT-T01

出典:アマゾン

  • 自転車メンテナンスに必須の10種のビットがセットになったトルクレンチ
  • 六角レンチソケット7個とT型トルクスねじに対応した交換ソケット3個装備
  • ±4%までの較正
  • 0.4Nm刻みの精密設定

複数のビットが付属した機械式プレセットレンチです。

機械式であるが故、適正な値においては空回りをして適正地であることを知らせますが、これらは一回転した際に力を発揮するため、あくまで最終的なねじの締め付け具合を確認するためにおいてのみ使用します。

バイクハンド YC-617-2Sコンパクトトルクレンチ

BIKE HAND(バイクハンド) YC-617-2Sコンパクトトルクレンチ

出典:アマゾン

  • 付属ビットが10ピース
  • 自転車用工具

グリップ部分で適正トルクを調整するタイプのプレセットレンチです。

多数の六角レンチが付属した商品です。

TOPEAK(トピーク) ナノ トルクバー DX

TOPEAK(トピーク) ナノ トルクバー DX

出典:アマゾン

  • サイズ:L120×W16×H16mm
  • 重量:62g(本体+トルクビット1個+ツールビット2個)
  • 六角レンチ: 3、4、5mm

ロードバイク用のトルクレンチで小型ながらロードバイクの適性トルクで締め付けることを可能とした商品です。

付属するチップもロードバイクで使用するチップ群を多数詰め込んでいます。

トピーク(TOPEAK)
¥10,560 (2024/12/01 21:03:35時点 Amazon調べ-詳細)

京都機械工具(KTC) デジタルトルクレンチ デジラチェ GEK060-R3

京都機械工具(KTC) デジタルトルクレンチ

出典:アマゾン

  • 操作性が進化した固定グリップ方式を採用。素早く確実に、幅広い高精度トルク管理を実現
  • 電源:コイン型リチウム電池 CR2354×1
  • メモリー登録件数:5件
  • 全長:217mm、重量:400g

京都ツールKTCのコイン型リチウム電池を動力とした電子制御式のトルクレンチです。

高い適正トルク値の計測ができるのがウリですが、電池が切れた場合、ただの棒きれになる点がネックで価格も精度の高さから高い点にあります。

SK11 デジタルトルクレンチ 差込角 9.5mm

SK11 デジタルトルクレンチ 差込角 9.5mm

出典:アマゾン

  • 差込角:9.5mm(3/8インチ)
  • 測定範囲:3~60N・m
  • 測定精度:右ネジ±3%・左ネジ±4%
  • 測定単位:N・m(単位換算機能付きkgf・cm、lbf・in、lbf・ft)
  • ラチェットギア数:52山
  • 電源:単4乾電池2本

単4電池2本を動力とした電子制御式トルクレンチです。

設定トルクにあるかどうかを知らせる機能が搭載されている商品です。

まとめ

トルクレンチはあくまで最終的なロードバイクのねじ部分の締め付け具合をチェックすることにあり、適正な値で締め付けられているかを確認することでねじのゆるみを防止する目的で使用する商品群になります。

また、トルクレンチはビットという付属品を取り換えれば様々なものを締め付けることができますので、ロードバイクに限らず使用することも可能です。

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