ロードバイクのツールケースはモノを乗せることができないロードバイクの積載を助けてくれます。そしてもっとも簡単にツールやパンク修理セットを乗せることができるアイテムです。
ロードバイクに乗る場合、出先の様々なトラブルに自分で対処する必要があります。例えば、パンクが代表的なものと言えるのではないでしょうか。
そんなときに工具やチューブを使うのですが、そういったものを収納しておくアイテムとして有効なのが、ツールケースです。
手軽にアイテムを収納できて、さらに防水も兼ねている製品が多いのもうれしい!今回、このツールケースの特徴やメリット、デメリットを紹介し、まとめました。
この記事に書いてあること
ツールケースとは?
ツールケースとは、ボトルを入れておくボトルケージを利用して、自転車に必要な工具などを収納するボトル形状の工具入れです。
必要な時にこのツールケースをドリンクボトルを取り出すような要領で気軽に利用できる自転車用のアクセサリーと言えます。
ツールケースの種類
出典:アマゾン
ツールケースの種類は、主に2種類あります。
1つはハードタイプで硬い樹脂やプラ、TPU、ポリプロピレンなどを使ったツールケースです。
もう一つは柔らかい素材で使ったツールケースになります。
硬いタイプは蓋を外して中身を取り出すタイプが多く、柔らかいタイプはジッパーで開くタイプが多い傾向です。
ツールケースのメリット
出典:アマゾン
ツールケースのメリットは気軽に取り付けられることやサドルバックのように走行を妨げることが少ないというメリットがあります。
ツールボックスは工具を使って取り付ける必要はなく、買ってすぐにボトルケージに入れればセッティング完了です。
また、サドルバックのようにサドルなどへつけると、サドルが重くなってダンシングなどのアクションが取りにくくなるというデメリットもありません。
ツールケースのデメリット
ツールケースのデメリットは、ドリンクを入れる個所が一つなくなる、収納力に限界があるという点です。これはちょっと痛い・・・
ツールケースは、本来ドリンクを入れる場所を占有して設置します。
そのため、ドリンクを1本少なく持っていかざるを得なくなるのです。
自販機やコンビニのないロングライドになると、この点がデメリットです。夏場なんかもちょっと大変。
もう1つが収納に限界があるということで、あくまでツールケースは、ボトル一本分の収納スペースなので、持っていくものを選んでいく必要があります。
あと、私のように女子用のフレームサイズが小さいと、ボトルケージが1つしか乗らない場合・・・ツールケースはあきらめることになるかも。
ツールケースに入れる必須アイテム
ロードバイクのツールケースに入れておくべき必須アイテムをチェックしてみよう。ロードバイクに乗る場合、必ず必要なものがある。それがパンク修理にかかわるものだ。
サドルバッグもいいけどツールケースもかなりいいと・・おすすめするアイテム。
どのようなアイテムをツールケースに入れるか、どのくらいのものがツールケースに入るか、チェックをしてみよう。
ツールケースの中身確認
いつもツールケースに入れておくアイテム群です。
- スペアチューブ×2本
- パンク修理キット(パッチ込み)
- 携帯ツール
- タイヤブート
- オイル
- ブレーキシュー
- 結束バンド
ツールケースにグッズを入れるときの工夫
ツールケースの収納力は多いようで少ない。また形状がボトルなので工夫をちょっとしないと、ある程度のものが入りません。
パンク修理キット内にパッチ類
ボディ内にパッチ類を収納できるレザインのパンク修理キット。パンク修理関連はひとまとめにしておきます。また本体にタイヤレバーが付いているので省スペース。
タイヤレバーは劣化している場合もあるので、一定期間でチェック、交換は必要です。
小物アイテムは袋に収納
タイヤブートやブレーキシューは小袋に収納をします。
他のアイテムとの接触を避け、またゴム部の劣化を防ぎます。ツールケース内での散乱も防ぐことができます。
ツールケースへの収納順
最初に1本目のチューブを入れます。
その両側に小物アイテム袋とパンク修理セットを入れます。
隙間に結束バンドを挿入してからチューブを入れます。逆側の隙間に携帯ツールを入れて完了。
これらのアイテムを詰めたツールケースの重量は500gぴったりでした。
ツールケースに入れるアイテム・グッズ
それではツールケースにいつも入れておく各グッズ、アイテムをチェックしてみよう。
シマノ ストレ-ジボトル
出典:アマゾン
まずはツールボトル。スタンダードなシマノツールボトルです。格安で定番の使いやすいツールボトルです。
容量は750mlのボトルと同サイズ。
コンチネンタルチューブRace28 700×20-25C(仏式60mm)
出典:アマゾン
必ず必要なスペアチューブ。
自分のタイヤサイズ、ホイールのリムハイトにあったバルブ長をチェックしておきましょう。
この60㎜バルブサイズを持っておけば、大体のホイールはOKです。35mm程度のリムハイトなら全く問題なしと思います。
LEZYNE(レザイン) RAP 20TOOLS BLACK
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チェーン切りもついている携帯ツールです。
今使っているチェーンを切ることができるか、事前のチェックはしておく必要があります。
レザイン LEVER KIT パンク修理
出典:アマゾン
パッチなどをボディ内に収納できるパンク修理キット。
蓋がタイヤレバーになっていて便利。
パークツール タイヤブート TB-2C
出典:アマゾン
タイヤのサイドカットは突然やってきます。
予備タイヤを持って走っている方は少ないでしょう。であれば、このタイヤブートは必ず持っておきましょう。薄いので、まったく重量増にはなりません。
これが必要になる時は、かなり深刻な状況になりますが、私は過去に2回ほどこのタイヤブートのお世話になっています。本当に持っていてよかったとおもえるアイテムです。
シマノ R55C3カートリッジタイプブレーキシュー
出典:アマゾン
これも持っていてよかったと思えるアイテム。必要になる時は、かなりやばい状況ですよね。
雨のダウンヒルや長距離を走っていると、おもったよりもブレーキシューは減ります。
スタート前にブレーキチェックは必須ですが、もしものときに備えておくと命拾いします。重くないものなので、いつもツールボトルに入れておきます。お守りだよね。
結束バンド 200mm
出典:アマゾン
これも重くないものなので、数本、いつもツールボトルに入れておきます。
おススメツールボトル7選
それでは、たくさんあるツールボトルから、ちょっとおすすめのツールボトルをピックアップしてみました。
私の一押しは、やっぱ肉球ツールボトルかな!
R250(アールニーゴーマル) ツールケース スリムロングタイプ カーボン柄
出典:アマゾン
- 進化し続けるR250ツールケース
- 旧モデルで好評だったジッパーホルダーを装備
- これまでにない外寸225mmのロングサイズ。ヴィットリアのツールケースと比べて、容量30%アップ
- 上下端の直径を5mm細くしました。 従来モデルでは入らなかった長さ215mmまでの携帯ポンプが収納可能。
R250(アールニーゴーマル)のツールケース スリムロングタイプです。
ジッパーホルダーを採用しているのでツールの出し入れが容易になっています。
これによって、走行中にふたが外れたり、異音の元になることを防いでいるという特徴があります。
また、チューブやレンチなどの工具が混ざらないようにメッシュカバーやポケットがついているので整理もしやすいというメリットにも注目です。
Vittoria(ビットリア) ツールボトル プレミアムジップツールケース
出典:アマゾン
- ジッパーを開けるだけで、取り出したい物がすぐに出せる
- サドルバッグの代わりに!
- Vittoria製のツールボトル
- イタリアンカラーがオシャレ
- セミハードタイプ
Vittoria(ビットリア)のプレミアムジップツールケースは、タイヤで有名なイタリアの同社が展開するツールボトルです。
こちらもジップ式で取り出したいものがすぐに使える便利な仕様になっています。
イタリアンデザインなので全体的なデザインがオシャレなのも魅力的なポイントです。
こちらもメッシュインナーポケット付きでスマートに収納できる構造を持っています。
SHIMANO(シマノ) ツールボトル ブラック
出典:アマゾン
SHIMANO(シマノ) のツールボトルです。
蓋を開閉して中身を取り出すタイプで、元々の構造を踏襲したものとなっています。
シンプルなデザインで、ポリブチレンテレフタレート(PF)のややハードなケースです。
また、価格も安価でリーズナブルなツールボトルと言えます。
ゼファール(Zefal) ツールケース Zボックス L
出典:アマゾン
- 2つのコンパートメント
- 防水性が高く、中身が濡れる心配がありません
- 素材:ポリプロピレン
Zefal(ゼファール)のツールケース Zボックス Lです。
この会社はフランスの老舗自転車用品メーカーで、同社から出しているツールボトルの一つがこれになります。
防水性が高く、水没しにくいことや仕切りがあり、2つのスペースを確保することができるのが特徴です。
ポリプロピレン製で丈夫な構造になっている点も注目と言えます。
GORIX ゴリックス 自転車ツールケース カーボン柄 GX-1021
出典:アマゾン
- 内部Wメッシュ付きのチャック開閉型のツールケース
- チャック開閉付きメッシュと、ミニポケット付き
- 半円ドーム型の形2面を合わせたドリンクボトルサイズのケース
GORIX(ゴリックス)の自転車ツールケース防水ジップというモデルです。
ジップ開閉で大きく開放できるツールケースなので必要な道具だけ簡単に取り出せるというメリットを持っています。
内部にメッシュがついているので、様々なツールを分けて収納できます。
このメッシュはWメッシュになっており、中で勝手にものが移動してしまうのを防いでくれる実用性も特徴です。
R250(アールニーゴーマル) ツールケース スリムロングタイプ
出典:アマゾン
- 旧モデルで好評だったジッパーホルダーを装備
- これまでにない外寸225mmのロングサイズ。ヴィットリアのツールケースと比べて、容量30%アップ
- 従来モデルでは入らなかった長さ215mmまでの携帯ポンプが収納可能
- メッシュポケットとジッパー付きメッシュカバー付き
- スポーツサイクル用ボトルケージ(直径74mm用)に装着
R250(アールニーゴーマル)のツールケースで、こちらはスリムロングタイプです。
ジッパーによる開閉式となっており、右側が縦に一本のジッパーによる中身の取り出しが可能で、左側はメッシュのポケットになっているのが特徴となっています。
これによって中身の整理が容易にできるため便利なツールボトルです。
ポケマル 肉球ツールケース スリムロングタイプ
出典:アマゾン
- 立体肉球が施された、スリムロングタイプのツールケース
- 脚が当たりにくいように、上下の端を少しだけスリムにデザイン
- ジッパーホルダーを装備
- これまでにない外寸225mmのロングサイズ
- メッシュポケットとジッパー付きメッシュカバー付き
ポケマルの肉球ツールケース スリムロングタイプです。
肉球のデザインがワンポイントのツールボトルで、脚が当たりにくいように、上下の端を少しだけスリムにデザインするなど細かい点にも配慮されたデザインになっています。
ジッパーホルダーなので蓋のずれや異音などの心配はありません。
ELITE(エリート) TAKUIN(タクイン)ストレージケース
出典:アマゾン
- ELITEから完璧なツールストレージが登場です
- 直径74mmの一般的なELITEボトルケージに適合します
- 耐水性TPU素材と対候性の高いジッパー
- 素材:TPU
- 直径:74mm全長:約180mm
ELITE(エリート) から販売されているTAKUIN(タクイン)ストレージケースです。
同社はイタリアのサイクルアクセサリーの名門ブランドとして知られており、デザインも洗練されたツールボトルになっています。
対候性の高いジッパーを採用しているため、雨になっても中身がぬれにくいという特徴があります。
まとめ
ツールケース・ボトルは、ボトルケージに装着するだけで気軽に工具類を収納するスペースに変えてくれるロードバイクのアクセサリーです。ロードバイクフレームのボトルゲージにさしておけば、安心をいつも携帯していることになります。
ロードバイクは軽さ命ですが、パンク修理を含めたツールやアイテムを持っていくことは、絶対に必要です。必要最小限のアイテムを紹介しましたが、ぜひそろえておいてください。
ツールケース・ボトルはボトルケージを一つ占有してしまうものの、様々なツールを収納できるためメリットが多いです。ただ夏場はドリンクボトル2本ほしいので、暑い時期は工夫が必要ですね。
各社個性的なモデルを展開しているので気に入ったものを選んでみましょう。