ロードバイクのシューズと言えばビンディングを使ったシューズです。スキーなどと同様にサイクリングシューズをペダルに対して物理的に固定をします。
シューズの留め金タイプ、ビンディングの種類などいろいろあります。選ぶのに迷うほど。
またシューズ裏につけるビンディングの接合パーツであるクリートにも種類があります。これらロードバイクのシューズについてチェックをしてみたいと思います。
この記事に書いてあること
ビンディングとは?
ビンディングとは、スポーツの用具に靴をつなげる器具のことを言います。もともとスキー板などにスキーブーツをつなげるための器具のことを言っていました。
しかし、ビンディングは、自転車にも利用されるようになり、ロードバイクやMTBなどでも使われるようになりました。
自転車のビンディングの場合は、ペダルとシューズを接続する仕組みです。
そして、ペダル側をビンディングペダル、シューズ側をビンディングシューズと呼びます。
留め具タイプ
ロードバイクのシューズは主に4つのタイプの留め具に分かれます。
- ダイヤル
- ベルクロ
- バックル
- 紐
これらについて紹介しましょう。
ダイヤルタイプ
出典:アマゾン
ダイヤルは、ダイヤル部分を回すことで、ワイヤーが閉まっていき、シューズを足に固定できるタイプです。
主に競技用で用いられることが多く、レーシングモデルは留め具の部分がすべてダイヤルになっているものも少なくありません。
その理由として、走っている最中も緩めたり、しめたりといったことや容易になることや靴が途中で緩みにくいといった点が挙げられます。
ベルクロタイプ
出典:アマゾン
ベルクロもロードバイクのシューズに利用される留め具です。
一般的な靴では子供用に用いられることが多いですが、ロードバイクのシューズの場合は、止めたり外したりが容易なことやゆるみにくいことなどからエントリーモデルに採用されることが多いタイプです。
ミドルクラスのシューズに採用されることも多く、その場合は足首側がダイヤル、つま先側がベルクロといったようにミックスされています。
バックルタイプ
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バックルはベルトのように締める、金具で固定するという形で履きます。
走っているときでもクリック型になっていてワンノッチとか締め込むことも可能です。しっかりと固定され、またワンタッチでベルトが開放されます。
慣れてしまうと意外に使いやすい留め具でもあります。
また、バックルタイプも現代的な形状にしてあるケースも多く、現行モデルでも採用されています。そのほとんどはベルクロとの併用でバックルは一番最後に使われています。
現代的なバックルは構造の工夫によって走行中もきつさがコントロールできるものも少なくありません。
紐タイプ
出典:アマゾン
一般的なシューズではよく用いられる紐も、ロードバイクのシューズでは比較的少ない傾向があります。
ひもが緩んだり、ほどけたりといったリスクがあるからです。
ただし、おしゃれだったり扱いやすかったりといったいメリットから一定数のニーズがあります。
そのため、通勤用のビンディングシューズやシクロクロス用など、現在でもラインナップの一角を占めている留め具のタイプです。
ロードバイクシューズの選び方
シューズの選び方として、様々なタイプがあります。
しかし、日本では主にSPDタイプのシューズとSPD-SLタイプのシューズから選びます。
SPDタイプ
SPDタイプは、金属のビンディング金具を取り付けるタイプです。
小さな金属器具を取り付けるタイプで、靴の裏には二つの穴が開いています。
MTBでも利用されることが多いことから、シューズも厚底でビンディング金具も靴の裏のブロックの間に取り付けられます。
そのため、かなり歩きやすいことが特徴です。
SPD-SLタイプ
SPD-SLは、競技目的で開発されたタイプです。
特徴は大きな樹脂製のビンディングが取り付けられるように穴が3つ開いています。
このタイプは、海外の他の規格、例えばTIMEやスピードプレイ、lookなどのレーシングタイプのビンディングも装着できます。
靴底は薄く、カーボンなどで作られているものも少なくありません。
このような特徴からペダリングが軽快で走りやすい特徴がある反面、ロードバイクから降りると、歩きにくいデメリットがあります。
ロードでもSPDは使いやすい
SPD-SLはロードバイクのレーシーなポテンシャルを引き出します。
一方、SPDはどちらかというとMTBにつけるイメージがあります。
しかし、ロードでもSPDは使いやすく、ユーザーも少なくありません。
例えば、ロードバイクから降りた後に食事で歩く場合は、メリットが大きく、輪行などでもそのまま靴を使えるメリットもあります。
そう言った特徴からSPDも使いやすいでしょう。
ロードバイク用シューズ厳選おすすめ8足
ロードバイク用シューズをSPD、SPD-SLの2つに分けておすすめをチェックしてみましょう。
SPDタイプシューズ
最初にSPDのモデルを紹介していきましょう。
シマノ(SHIMANO) サイクリングシューズ XC100
出典:アマゾン
- 耐久性の高い3ストラップはフィット感に安定感をプラス
- ソール剛性5。軽量グラスファイバーコンポジットナイロンソールを使用
- シマノオリジナルのラバーソールを採用
シマノ(SHIMANO) サイクリングシューズ MT502
出典:アマゾン
- ソール:グラスファイバー&強化ナイロン
- ソール剛性:4
- アッパー:メッシュ+シンセティックレザー
- ストラップ:1ストラップ+スピードレーシングシステム
Santic メンズ ビンディングシューズ マウンテンバイクシューズ
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Santicマウンテンバイクシューズは、ロードバイクにも使えるタイプのシューズです。
足首側の留め具が現代的なバックルタイプで、しっかり固定できます。
靴の裏はブロック状で歩きやすいのも魅力です。
[SIDEBIKE] 自転車 オフロード ビンディングシューズ
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SIDEBIKEのSD013-MTNは、ベルクロタイプの3ストラップシューズです。
硬い樹脂で堅牢な作りになっており、それでいてコストも安いので、グラベルロードでの利用も便利です。
SPD-SLタイプシューズ
次にレーシングモデルともいえるSPD-SLタイプを4モデル紹介しましょう。
シマノ(SHIMANO) サイクリングシューズ RC100 SPD-SL
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シマノのRC100です。
メッシュテクスチャーの合成皮革を採用したもでるで、ベルクロによって固定します。
幅広のヒールパッドは、歩きやすいメリットもあります。
[Lakerom] サイクリング サイクルシューズSPD/SPD-SL両対応
出典:アマゾン
Lakeromサイクルシューズは、ローコストなシューズです。
ベルクロとダイヤルを組み合わせていることや滑りにくいシューズ形状になっていることから、初心者にも利用しやすいモデルです。
[GEEK LIGHTING] ビンディングシューズ
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GEEK LIGHTINGのビンディングシューズもローコストなシューズです。
カモ柄(カモフラージュ柄)をはじめ、ブラックイエローのカラーが2パターン用意されており、好みで選べるのも魅力といえるでしょう。
[サンティック] ビンディングシューズ メンズ
出典:アマゾン
サンティックのビンディングシューズは現代的なラチェット式のバックルとベルクロを組み合わせたモデルです。
通気性も高く、滑り止めの裏地で足にフィットしやすいなどの特徴もあります。
まとめ
ロードバイクのシューズは足と自転車の接点。これは本当に大切に、そして慎重に選ぶ必要があります。
私も最初はSPD-SLを使っていましたが、ロングライドを走るようになってから歩きやすいSPDペダルとシューズを使うようになりました。
ロードバイクからほとんど降りることがないレース志向の方はSPD-SLのほうがペダルへの接地面も大きく安定するでしょう。
ロードバイクでどんな走り方をするか?どのくらいの距離を走るのか?どの程度の強度で走るのかなどを考えてあなたに合うロードバイクシューズを選びましょう。
でも贅沢を言えば用途ごとにロードバイクと複数のシューズがあるのがいいですよね!