
自転車にはヘッドライト以外にテールライトが存在します。
今回、このテールライトに注目し、義務なのかどうか、なぜ赤色なのか、点滅でもいいのか、そして選び方は、と言った多くの疑問について解説を行います。
これを読めばきっとテールライトの魅力を知ることができるのではないでしょうか。
この記事に書いてあること
テールライトは義務か?
テールライトは義務ではありません。
しかし、テールライトをつけていない場合は赤い反射板(リフレクター)を用意する必要があります。
言い方を変えればリフレクターが装着されていない場合は、テールライトを代用として装着する義務があるのです。
テールライトはなぜ赤色なの?
法律で決まっているというのが最大の理由ですが、機能面でも赤であることは重要です。
なぜなら赤色は最も遠くまで明るさが届くという特徴やヒトが反応しやすい色として赤色があるというのも理由と言えます。
後方からくる車や自転車に対して自分の存在を伝える意味で赤色が最も適した色です。
テールライトの製品によってはまれに青色もありますが、青色をつける場合は赤色のリフレクターやテールライトも併用する必要があります。
テールライトは点滅でもいいの?
結論を言うと、ダメです。
「夜間、道路にあるときは、前照灯、車幅灯、尾灯その他の灯火をつけなければならない。」という道路交通法(第52条第1項)の記載があります。
つまり、ついたり消えたりを繰り返す点滅ではなく常についている状態である点灯でなくてはいけません。
ただし、リフレクターがリアについている場合、併用という形であれば点滅でも可能です。
テールライトの選び方
テールライトの選び方も紹介しましょう。
ここでは電源、取付位置、点灯時間や防水の有無などについて解説します。
電源は「電池」or「充電式」どっちがいい?
一長一短あるため、好みによります。
電池式の場合電池交換の手間がありますが、出先でも気軽に電池を購入してフル充電にすることができるというメリットがありますし、充電式であれば電池を買わなくともUSBなどで充電して利用することができます。
取り付け位置のメリットデメリット
「サドル下」or「シートステー」サドル下の場合、スタイリッシュにつけられるメリットがありますが、視認性がやや落ちるというデメリットがあります。
一方シートステイは、視認性が高いメリットがあるもののロードバイクの外見上悪目立ちするケースがあったり、設置場所が悪いとホイールや足に当たるデメリットもあります。
連続点灯時間のチェック
連続点灯時間もチェックしましょう。
点滅ではなく、点灯が実質的な使用時間です。
この時間が何時間かをしっかりチェックしておくことが重要です。
傾向として充電式の方が長いことが多いです。
防水は必須か?
防水は必須です。
なぜならロードバイクは常に晴天を走るというわけでなく、雨天も走ったり、峠を走るとたまに晴天でも近くの小川から流れる水の上を走るためテールライトにも水しぶきがこともすくなくないという点が理由として挙げられます。
基本的に防水のテールライトがほとんどですが、念のためにチェックしておきましょう。
ロードバイク用おすすめテールライト5選
ロードバイク用のテールライトでは非常に評判のよいキャットアイのテールライトをチェックしてみました。どれも定番ですが、それぞれ特徴や大きさ、取り付け方法などかなり違っていたりします。
またバッテリーも単四電池、ボタン電池、リチウム電池をわかれているところもチェックしてみましょう。
キャットアイ(CAT EYE) テールライト OMNI3
出典:アマゾン
- 重量:41.5g(電池を含む)
- 使用電池:単四形乾電池2本
- 使用時間(アルカリ電池の場合):点灯/約100時間、点滅/約200時間、ラピッド/約350時間
- 取付対応径:直径12-32mm
キャットアイのOMNI3です。
このモデルは電池式でオーソドックスな形状をしていますが、センサーを搭載しているので、明るさや振動を感知して自動で点灯してくれるという便利な機能があります。
また、工具なしで簡単に設置できるので、買ってすぐに取り付けができるという簡便さも魅力の製品です。
キャットアイ セーフティライト [TL-LD570R] リフレックスオート
出典:アマゾン
- 重量:66.8g(本体+電池)
- 使用電池:単4形乾電池×2(アルカリ乾電池推奨)
- 使用時間 点灯:約30時間/ラピッド:約60時間/ロングライフ:約120時間/パルス:約30時間/点滅:約100時間
キャットアイのTL-LD570Rです。
こちらもオートライトの機能がついていますが、形状が反射板の形状をしており、消灯時の安全も確保された製品に仕上げられるのが特徴です。
高輝度LED1灯を含む5LED体制になっているので明るさも十分というのも魅力的なポイントと言えます。
キャットアイ セーフティライト TL-AU620-R RAPID
出典:アマゾン
- 重量:21g(本体+電池)
- 使用電池:リチウムイオン充電池
- 使用時間 点灯:約6時間/オルタネイト:約24時間/ラピッド:約35時間
- 充電時間:USB充電 約2時間
キャットアイのTL-AU620-Rは、縦型のテールライトです。
リチウムイオン電池内臓なので、USBによる充電方法が特徴の製品と言えます。
バッテリーオートセーブ機能やバッテリーインジケータと言った機能がついている機能性の高いモデルです。
さらにコンパクトで軽量な設計は、ロードバイクのスポーティーな外見を損ないません。
キャットアイ SL-WA10 WEARABLE mini セーフティライト
出典:アマゾン
- 重量: 12g
- 使用電池:リチウム電池 CR2032x1
- 使用時間:点灯/60時間、スロー点滅/550時間、ラピッド点滅/140時間
キャットアイのSL-WA10はクリップ取付の小型セーフティライトです。
発行範囲よりも形状を小型化することに特化しており、気軽に使えるテールライトでもあります。
リフレクターとの併用といったように単独使用よりは、併用利用にメリットがあるモデルです。
キャットアイ セーフティライト RAPID3 AUTO TL-AU630
出典:アマゾン
- 重量:44g(本体+電池)
- 使用電池:単3形乾電池×1(アルカリ乾電池推奨)
- 使用時間 点灯:約3時間/ラピッド:約20時間/点滅:約80時間
キャットアイの TL-AU630です。
電池一本で駆動するタイプとなっており、明るさと振動のダブルセンサーをもっているのも特徴です。
高性能なLEDと光を効率よく配光するオプティキューブテクノロジーを採用しているので、LEDの数以上に明るい印象のテールライトです。
まとめ
テールライトは様々なモデルがあり、いずれも特徴が異なります。
いずれも基本的な安全性能を備えていますが、用途によって最適なモデルが異なってくるというパーツでもあります。
そのため、自分の用途に合ったテールライトを選ぶのがオススメの方法です。